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田中将、サイ・ヤング賞右腕シャーザーに投げ勝ち4勝目 7回1失点6K

【閲覧注意】大人の時間

 ■メジャー速報 9日(日本時間10日)

 ヤンキースの田中将大投手(26)が9日(日本時間10日)、本拠地ヤンキースタジアムでナショナルズ戦に先発登板し、7回5安打1失点、6奪三振の好投で4勝目(1敗)を挙げた。相手主砲のブライス・ハーパー外野手(22)に同点ソロを被弾したが、スプリッターを中心にした組み立てで、2013年のサイ・ヤング賞の右腕マックス・シャーザー(30)に投げ勝った。試合は6-1だった。

 1点をもらったあとの4回にハーパーに豪打をまざまざと見せつけられた。1ボールからの2球目。低めの直球を中越えに運ばれた。高く打ち上げられた打球は大きな放物線を描き、田中はあ然。リーグトップの20号本塁打となる同点ソロを許した。

 ハーパーは5月の月間MVPを獲得し、現在両リーグを通じて最も好調な左の大砲だ。190センチ、102キロの走攻守三拍子揃った外野手で、2012年に19歳でメジャーデビューした。

 大口叩きとしても有名で、「野球界にはボクのようなスーパースターがもっと必要だ」と公言。マイナー時代には本塁打を放つと相手投手に投げキス。「いつかはヤンキースでプレーして殿堂入りしたい」とも話している。

 しかし、田中は一発を浴びた以外は危なげない投球だった。ハーパーに対しても1回の1打席目は、カッターとスプリッターで両サイドを丁寧について二塁ゴロに打ち取った。

 また、本塁打を浴びたあとの7回先頭の3打席目は、スプリッターを連投して1ボール2ストライクと追い込むと、ハーパーがなぜかセーフティーバントを試みて失敗。3バント失敗でアウトとなった。

 全体としても田中は安定した内容で、変化球を中心にして3回まで走者を許さない立ち上がり。6回は二塁打、7回は2安打を許したが87球で要所を締めた。

 故障者リスト(DL)明けの復帰戦となった前試合のマリナーズ戦(3日)で記録した96マイル(154キロ)ほどではなかったが、この日も最速94マイル(151キロ)を記録。ナ・リーグ東地区2位のナショナルズ打線に集中打を許さなかった。右肘、右腕の故障の影響を感じさせない落ち着いた投球だった。

 試合は終盤までシャーザーとの息詰まる投げ合いとなったが、田中に勝利の女神がほほ笑んだ。1-1の同点で田中がマウンドを降りた後の7回に味方打線が奮起。2死一、二塁から遊撃手の適時失策で勝ち越してシャーザーを引きずり下ろし、5番マッキャンの2点適時打などで、この回一挙4点で突き放した。

 ア・リーグ東地区首位のヤンキースは7連勝とした。

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引用:田中将、サイ・ヤング賞右腕シャーザーに投げ勝ち4勝目 7回1失点6K


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