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Ommadawn |Mike Oldfield

OmmadawnOmmadawn
Mike Oldfield
Virgin Vip
発売日 2000-07-11


???マイク・オールドフィールドはデビュー作『Tubular Bells』で「シンフォニック・フォーク・ロック」とでも言うべきジャンルを創り上げた。この3rdアルバム『Ommadawan』は同じ路線ながらより冒険的で、不気味な雰囲気は薄れている。アフリカン・パーカッション・グループのジャブラと、チーフタンズのパディ・モロニーによるイリンパイプをフィーチャーした今作は、オールドフィールドの作品の中でも最も聴きやすい1枚。彼は今作で20もの楽器を演奏。アルバムの大半を占めるインスト2曲は、いくつかのテーマを延々と繰り返すアンビエント・ミュージックといった雰囲気。アルバムを締めくくるのは、イギリスの民謡「On Horseback」。(James Swift, Amazon.com)

最高の非商業音楽 2007-11-17
マイクの初期の4枚のアルバムはどれも素晴らしいのだが、その中でも

メロディの美しさと幻想的な牧歌性、民族音楽とロックの融合、大曲としての完成度、

そのすべての部分で奇跡的な結合を生み出しているのが本作である。

このアルバムのあと、精神的な疲労から次作「呪文」を発表するまで3年のブランクが

あったというのもうなずける。それだけの力を注ぎ完成された世界観がこの作品にはあったのだ。

サウンドの方は、ケルティックなメロディや、アフリカンなパーカッションなど、民族色が濃いもので

そこに幻想的なキーボード類と、繊細なギターを重ねて、ときにシンフォニックに聴かせる。

全体的に当時の彼の精神状態が窺い知れるような、靄のかかったようなほの暗く、湿った質感があり、

19分、17分というふたつの大曲の中で、何度も高揚と降下を繰り返しながら、音そのものとしての緊張感は

「チューブラー・ベルズ」に譲るが、幻想世界と現実、自然とが一体となった彼の世界観が織り込まれてゆく。

子供達の歌声が響きわたるラストの大団円は、マイク自身の世界との出会いを示しているかのようで、

何度聴いても感動的だ。商業音楽にとらわれない音楽を愛する人間なら必ず聴くべき名作である。




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No Pussyfooting |Fripp & Eno

No PussyfootingNo Pussyfooting
Fripp & Eno
EG
発売日 2008-10-07


???キング・クリムゾンの総帥ロバート・フリップと元ロキシー・ミュージックのブライアン・イーノがコラボレーションした実験ユニットのデビュー作。執拗(しつよう)に繰り返すテープ・ループの上にイーノのエレクトロニクスとフリップのギターが絡みあうサウンドはアンビエントでありながらスリリングだ。全2曲、約40分という構成で、後のフリップのサウンドスケープ路線、イーノのアンビエント路線に礎になったのと同時に、そのスペーシーな音作りは現代のトランスにも多大な影響を与えている。その音楽性はもちろん、歴史的にも重要な位置を占める作品だ。(山崎智之)


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The Pavilion of Dreams |Harold Budd

The Pavilion of DreamsThe Pavilion of Dreams
Harold Budd
Virgin
発売日 1992-04-24


かつてはアヴァンギャルドの作曲家で、その後アンビエントの先駆者となったハロルド・バッドの1978年のレコーディングデビューで、1972〜75年に作曲された4曲の室内楽が収められており、ハープ、鍵盤打楽器、ピアノ、サックス、それに男女のヴォーカルがさまざまに組み合わせられている。この2年前のブライアン・イーノ(このアルバムのプロデューサー)との宿命的な最初のスタジオ・コラボレーションにおいて、バッドはアコースティックで、眠りを誘うような音楽を作り出してた。このアルバムに入っている「Two Rooms」の後半はジョン・コルトレーンの『アフター・ザ・レイン』(原題『After the Rain』)の改作になっているが、これを含んだ全曲はどれも夢のような雰囲気をかもし出している。バッドにとって大切な信条は、自分が逃げ出したうるさいアヴァンギャルド音楽への解毒剤として、できるだけ美しい音楽を作ることだった。ここで作られている美しい音楽に欠点を見つけることはできないが、彼の映画音楽により親しんでいるファンは不意をつかれるかもしれない。ともかく、心地よい「Pavilion of Dreams」(邦題「夢のパビリオン」)は、バッドの過去への洞察を見せてくれ、やさしい子守唄のように眠りを誘う効果があり、夜遅くに聴くにはぴったりの1枚だ。(Bryan Reesman, Amazon.com)

夢のパヴィリオン 2006-11-24
数々あるハロルド・バッドの作品群の中でも、この作品の美しさは格別です(78年作)。


全ての曲が神々しさで溢れており、その神々しさは優しく人々に福音として語りかけてくるかのように緩やかで凛として甘美な音楽です。1曲目のタイトルは"神の名において、慈悲の、寛大な"という意味だそうで、神の御声とはいえ、それらに厳しさは微塵もなく、全て慈愛に満ち溢れています。

ヒーリング音楽が、本当に存在し、誰しも疲れていれば癒される音楽だとしたとき、このアルバムはかなり効果を発揮してくれるのではないかと思います。

ブライアン・イーノの提示するアンビエントに、どこか頽廃的なムードが漂うのに対して、バッドは永遠にゆったりとたゆたうことだけを主眼に置いているような気がします。

全4トラック、ぼんやりと音の流れに身を任せているだけで、あっというまにまたM1に逆戻りしていることでしょう。そんなふうにリピートでエンドレスにするとさらに気持ちよくなっていく気がします。


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Vakio |PAN SONIC

VakioVakio
PAN SONIC
Mute
発売日 1998-09-22




昔はパナソニックだった 2004-05-07
クールに過激なラップトップ・パンクスのこれは1stアルバム。
グリッチ、パルスなど音響系を聴く上ではおそらく避けては通れないであろう作品。
池田亮司がアートというか、現代音楽などに近い手触りなら
パンソニックはパンク〜ニューウェーヴのエッジの立ったツッパリ感を継承していると思う。
情け容赦ないインダストリアルな律動が最高にカッコいい。
この微妙に横にずれていくビートが
脳みそがグイグイ引っ張られるような感覚を味あわせてくれる。
意外とダンサンブルで踊れます。


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Bali Dua |Jalan Jalan

Bali DuaBali Dua
Jalan Jalan
Pacific Moon
発売日 2001-04-03




秀逸です。 2008-07-30
今まで買ったCDの中で、もっともたくさん、繰り返し聴いたCDです。

聴いたというか、流したというか。

各楽器の音色と音階がとてもバランス良く組み合わされているので、じっくり聴くとその面白さがあるし、ぼんやり全体を聴いていても心地よいし。

心を静かにさせる不思議な音の力があります。


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Tripper |Efterklang

TripperTripper
Efterklang
Leaf
発売日 2004-11-02




異様な没落感 2008-09-17
聖歌隊のような澄んだボーカル。

明滅する電子音とピアノのきらめき。

古い映画の塵や傷を思わせるグリッチ・ノイズ。

きれいな弧を描くストリングス。


そのすべてが共謀して、なにかとても「イケナイ」世界を描きだしている。

没落感と腐ったような甘さ。

崩れ落ちていくのがなぜか気持ちいい、みたいな……


美少女の写真と、生理的嫌悪感を催させるグラフィックをからめたデザインワークや、

"胎児"、"群生"、"獲物と捕食者"といった曲のタイトルも、背筋にくる感じ。


「オサレ」でも「癒し」でもない北欧、デンマークの変態性・耽美性があらわれた、

禁断のエレクトロニカ。


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Ambient 2: The Plateaux of Mirror |Harold Budd & Brian Eno

Ambient 2: The Plateaux of MirrorAmbient 2: The Plateaux of Mirror
Harold Budd & Brian Eno
Virgin
発売日 2004-10-05




こんな音楽が存在するんだな。 2007-04-21
私はデザイン業をしておりますが、仕事でWEBサウンドを作ったりもしています。

ピアノを主体としたループサウンドを作るときの大変良いインスピレーション

になりました。気づいたときに鳴っている音楽が究極のアンビエントミュージック

だと聞いたことがありましたが、まさにそんな感じです。


12KやKompaktなどからでているアンビエントも好きで聞いていますがいつも仕事場で

エンドレスループさせるのはこのAmbient 2かAmbient 1です。感情が安定するというか

不思議なパワーが湧いてきます。


電車の中や会社などストレス発信の場所でこんなサウンドが流れていたら少しは

違う世の中になるのかもな(笑。


これからもお世話になり続けます。


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Closer |Plastikman

CloserCloser
Plastikman
Paper Bag
発売日 2003-10-21




邪魔にならない音。 2008-08-20
某動画サイトでBGMとして使用されていた「Disconnect」が耳から離れず衝動買いしました。

期待通り、重く静かな音がでしゃばることなく流れていく、思考の邪魔にならない曲です。

底知れない深みがあり、不気味とも思えるのになぜか懐かしい感触を受けるのは、

血液が循環し内臓が蠕動する音に近いせいなのかもしれません。

つまりは、母親の胎内で聞いた音に。


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U.F.Orb |The Orb

U.F.OrbU.F.Orb
The Orb
Polygram Records
発売日 1992-11-03


デビューアルバム『Adventures Beyond The Ultraworld』でアンビエント音楽の世界を広げたジ・オーブが、このアルバムでも新しい音楽を生み出した。さざ波が立つようなけだるい音景と自由な音楽が広がるが、Dr Alex PattersonとThrashがアップテンポの要素を取り込んだので、 このアルバムはより良く、浮わついた感じが少なくなり、アルバムのセールスにもつながっている。 『Blue Room』は40分ほどもある史上最も長いシングルだ。目玉となる『Towers Of Dubwas』はアブストラクト、エレクトロニカの要素が素晴らしいベースと融合している。後によりミステリアスな音楽に傾倒していくジ・オーブの、絶頂期の才能が溢れているアルバムである。Ed Potton

色んな面で飛んでいた 2003-06-28
第一作の成功により、自信を持って作られたアルバム。確かな構成と強力なエフェクトにより様々なイメージが上手にコラージュされ、あっという間に時間が過ぎてしまいます。当時Alex達はケミカルにも飛び続けていたそうで、その点からもうなずける出来ばえ。バックストーリーも「世界は水没する。蠢く闇の陰謀と戦い、UFOで脱出しよう(←うろ覚え。すいません)」というニューエイジ的なものでした。来日時は深夜に某スタジオから大爆音を出し続け警察沙汰になったとか。つまり色んな面で狂気をはらんでいて、そこを楽しめるかどうかで好き嫌いが分かれるでしょう。わたしは大好きです。


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