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Cool Struttin' |Sonny Clark

Cool Struttin'Cool Struttin'
Sonny Clark
Toshiba EMI
発売日 1999-04-07


???スリット入りのタイト・スカートを履いたキャリア・ウーマンらしき女性がさっそうとマンハッタンを闊歩しているジャケットもカッコいいが、演奏もこれまた最高にカッコいい。ジャズに限らず音楽には、その時代の空気を真空パックして後世に伝えるタイム・カプセル的効用があるが、1958年録音の本作を聴くと、即座にあの時代にタイム・スリップできる。なにしろこのアルバムには、これぞハード・バップ、これぞファンキー・ジャズといった空気が充満しているのだ。
???なにがいいといって、まずソニー・クラークのオリジナルが泣かせる。覚えやすいメロディのタイトル曲で聴く者の心をぐっとつかみ、マイナー・ムードのでダメ押し。この2段攻撃はすこぶる強力で、あっという間にその世界に引き込まれてしまう。アート・ファーマー&ジャッキー・マクリーンをフロントとする2管クインテットは、ハード・バップ時代の王道といえる編成。そして、そのマクリーンの泣きのアルトが情感たっぷりで、これまた素晴らしい。(市川正二)

心の泉に落ちた小石 2008-01-12
 セクシーな脚線美とエレガントな足取り……この語り尽くされた名盤に物申すのはいささか気が引ける。しかし、本アルバムが誕生して今年でちょうど50年になるのを祝し、同じ頃に生まれた者としての愚見を述べてみたい。


 本作を知ったのは今から30年近く前の学生時代。当時はフュージョン全盛で、いささかヤワなエレクトリックサウンドがジャズ喫茶でよく流れていた。そのあとに、誰かがリクエストした「Cool Struttin’」が大音量で鳴り出せば、店のムードがガラッと変わったものだ。


 ジャズの熱気と哀愁を凝縮したスリリングなサウンドは室内の空気をビリッと切り裂き、甘ったるいムードをあっさり粉砕。それはまるでジャズとロックの境界あたりをうろつき逃げた“挙動不審者”を、ジャズの王道を行く猛者が迫って組み伏す場面を想像させた……。


 月日は流れ、齢(よわい)50歳の〈壮年アルバム〉。そのパワーと魅力は健在だ。たまに取り出して聴くたびにもぎたて、取立ての新鮮な味と香りが漂い、そこに賞味期限はない。そして、作品が心に木霊(こだま)を残していて、心の中で成長したのだろうか。かなり以前から4曲目(本来はラストナンバー)に魅了されている。


 「Deep Night」……バド・パウエルがジャズクラブで弾いているのに触発され、ソニーがレパートリーに加えたという一抹の悲しさをたたえた美しい曲だ。


 ソニーがテーマを独奏。そのままアドリブに入り、都会の深夜に思いを寄せるかのように、独特のリリシズムでメランコリックな情感を歌いあげる。孤独な資質の哀しいまでの結晶を思わせる演奏だ。フィリーが絶妙なブラシでサポートし、続くファーマー、マクリーンもメロディアスなソロをリレー。1、2曲目の熱気と華やぎの余韻が冷めやらず、もうひと燃えしようかという意気込みを感じてしまう。


 

……本国では路傍のジャズマンに過ぎぬソニー・クラーク。普通のアメリカ人ジャズファンからすれば、我々が集めている彼の作品など道端の小石のようなものだろう。しかし、我々の心の泉に投げ込まれた小石の波紋は、今も揺曳している。泉に落ちた寂しい小石の音を、我々はふと思い出してしまうのである。




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Night Lights |Gerry Mulligan

Night LightsNight Lights
Gerry Mulligan
Verve
発売日 1990-10-25


???ジェリー・マリガンはそれまで脇役だったバリトン・サックスで豪快なソロを繰り広げ有名になった人だが、63年録音の本作では、ソフィスティケーションの妙で聴く者を魅了する。アート・ファーマー、ボブ・ブルックマイヤー、ジム・ホールといった趣味のいいミュージシャンとの共演で、あくまでもエレガントに、そして知的かつ繊細なサウンドで聴く者をうっとりとさせる。
???このアルバムでは、選曲の親しみやすさも魅力。マリガンがピアノを弾いているタイトル曲はメロディが美しく、ボサノヴァ< 2 >「カーニヴァルの朝」、ショパンのクラシック曲< 4 >「プレリュード:ホ短調」、それにスタンダードと、どの曲もチャーミングだ。簡単にいうと、ウエスト・コースト・ジャズとクラシックの室内楽をブレンドしたような、スマートで上品なテイスト。それに加え、全体が夜のムードで統一されているのだ。楽器編成もユニークだが、それらを効果的に生かしたアレンジも素晴らしい。イージーリスニング的だけど、イージーリスニングとはひと味違う極上のジャズになっているところが、名盤たるゆえんなのである。(市川正二)

ゆったり流れる時間 2008-03-22
 仕事や人間関係、葛藤にプレッシャー、そして 持って行きようのない孤独感。

 抱え込んだ全ての “疲れ” を ゆっくり解きほぐす ひと時を与えてくれる 素敵な演奏です。

 FMなどでも、こういう曲をもっともっと流してほしいところです。

 演奏時間がもう少し長ければなぁ‥ と思うのですが、深夜に流す音楽として実に最高。

 ジャケットのイメージが 中身としっくり来ますね。

 こういうものが もっと沢山あればいいですね。


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フィールズ・ライク・ホーム |ノラ・ジョーンズ

フィールズ・ライク・ホームフィールズ・ライク・ホーム
ノラ・ジョーンズ
EMIミュージック・ジャパン
発売日 2008-06-11


???デビュー作『COME AWAY WITH ME』が世界的に大ヒット、グラミー賞8部門受賞という快挙をなし遂げた21世紀のシンデレラ・ガール、ノラ・ジョーンズの2ndアルバム。プロデュースは前作に引き続きアリフ・マーディンが担当しており、カントリー・ポップをベースにした癒し系ヴォーカルという点では前作の路線をきっちりと踏襲したものだが、ゲストを加えたり、カバー曲を入れたりと、よりバラエティ豊かな内容になっているのが印象的だ。
???ゲストについていえば、「クリーピン・イン」でドリー・パートンとデュエットしているのが目を引く。これはドリーの世界にノラが歩み寄ったといってもいいアップ・テンポのカントリー曲で、アルバムの真ん中に入っていることもあって、チェンジ・オブ・ペース的な役割を果たしている。ザ・バンドのレヴォン・ヘルムとガース・ハドソンが各2曲に参加しているのも新味。このほか、カサンドラ・ウィルソンのバックでも活躍のギタリスト、ケヴィン・ブレイトや、ノラの大親友ダルーもコーラスなどで参加している。
???タウンズ・ヴァン・ザントの「ビー・ヒア・トゥ・ラヴ・ミー」、トム・ウェイツの「ロング・ウェイ・ホーム」、デューク・エリントンの「メランコリア」に自作詞をつけた「ドント・ミス・ユー・アット・オール」の3曲がカバー曲だ。さらにうれしいことに、日本盤にはボーナス曲として、「スリープレス・ナイト」が追加されている。(市川正二)

大物との競演が楽しい傑作を廉価で入手しましょう。 2008-09-17
私がこのレビューを書いている時点で既に64名の方が熱心にレビューを投稿され、そのほとんどが高い評価。私も素晴らしい作品だと思います。彼女の音楽の芯の部分は変わらないと思いますが、扱う音楽の幅が広がり、多彩さと同時に深みをました好印象を受けます。デビュー作の大成功が彼女に自分の音探しの旅が間違っていないとの自信を与えたのでしょう。前作ではバックは彼女のピアノと歌に寄り添うように少ない音でサポートする曲が比較的多く、それはそれで彼女のジャジーな芳しい音世界を作り出すのに寄与していました。それに対し、本作ではバックのより積極的なサポートが彼女の魅力に磨きをかけています。その代表が、単なるバックとは言えない大物アーティストとの競演。実際、ザ・バンドのレヴォン・ヘルム(ドラム)、ガース・ハドソン(オルガン)の2人が参加して、デビュー作日本盤のボートラ・ヴァージョンとは違ったザ・バンド色の強い仕上がりとなったM2、ガース・ハドソンのアコーディオンの音色が味わい深いM6、そしてカントリー界の大物女性シンガーであるドリー・パートンをヴォーカルで迎えたM7は、本作を代表する曲・演奏と言ってよいでしょう。


音質もよく、日本盤ボートラ(M14)つきの2008年6月11日発売のエディションは、本作を廉価で入手するのに絶好です。


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Leucocyte |Esbjorn Svensson

LeucocyteLeucocyte
Esbjorn Svensson
Emarcy
発売日 2008-09-30




ノイズ版キースジャレット 2008-10-04
先日ラジオで彼らを知って興味を持ちました。クロスオーバーなトランス感のある曲が流れていました。JAZZ的に言えばグルーブ感のある曲。

早速聴こうと購入したのがこれ。何も前知識なく聴いた感想は表題の通り。キース好きな自分にとっては一瞬コピーかと思うくらいピアノフレーズ(うなり声まで)がそっくりだったので、むむむむ・・・だったのだけれど、何度も聴き返すうちにこれはこれでアリだなと思った。

静かな曲調から展開して激しいバトルを演じ音が割れるライブ感。

こういうノイズの使い方にあまり慣れていない自分は録音が悪いと最初思ってしまった。が後ろでカチカチとサンプラーのスイッチらしき音がする。恐らく意図的な狙いでやっているに違いないノイズがいたるところで聴かれる。

そういう意味でヘッドホン向きではない。ただし、感度のそれほど良くないヘッドホンなら聴こえないかもしれない。


アンプノイズが感度の良いヘッドホンで聴くとかなり目立つし、やはり録音は最近のものにしては(ECMを基準にして)悪い。


ま、ライブをこっそりDATで録音したと思えばそんな感じ。これも計算された演出なのか?

後で知ったのだけれど、このアルバムが彼らの最後のものらしい。リーダーであるエスビョルン・スヴェンソンが交通事故で亡くなってしまったから。そういうことを踏まえて聴いてみると途中で挟まれる1分あまりの空白の曲(曲と言えるのか?)が彼に捧げられた黙祷のようでもあり、そこにあるべき曲があったのでは等の憶測が生まれて来る。


何度も何度も聴き返すとこの時折訪れるノイズは霊界からの信号?物悲しい声?うなり声?

E.S.T.初心者である自分が判ったようなことは言えないけど、それでもなにかを感じてならない。


一歩踏み込んだ印象とただ音楽として聴く印象ではきっと全く違うと思います。

僕は彼らの他のCDも聴きたいと思いました。


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ムーン・ダンス |アン・サリー

ムーン・ダンスムーン・ダンス
アン・サリー
ビデオアーツミュージック
発売日 2003-04-09


???“新しい形のスタンダード・ヴォーカル集”というイメージの今作では、冒頭の小沼ようすけのアコースティック・ギターの伴奏で始まるチャルル・トレネの名曲「I wish you love」始め、ニール・ヤングで有名な「Only love can break your heart」から、スティービー・ワンダーの「Happier than the morning Sun」、そして「蘇州夜曲」まで、アンの手によって、ていねいに料理されたあたたかい作品に仕上がっている。『デイ・ドリーム』も同時発売。(谷崎俊太)

番組で偶然 2007-11-14
NHKで演歌番組を見ていました。演歌はあまり得意ではありませんが家族が見ていたので仕方なく。

そこに突然、ナイトドレスをきれいに着こなした、色白でうつくしいアン・サリーさんが登場したのです。

アン・サリーという名前は聞いたことはあっても、多分よくあるカフェ・ミュージックを歌っている人くらいにしか認識していなかった私は、そこで歌われた『蘇州夜曲』を聞いて、固まってしまいました。確かに、日本の昔の歌です。耳なじみのある歌ではあるけれども、アン・サリーさんが歌うその歌は、どこか異国情緒あふれていて、ありもしない国の桃源郷を思わせました。桃源郷を流れる汚れ一つ無いきれいな小川を、月あかりの中、小さな小船が一艘すすんでいるような、なんだかとても具体的な情景が目に見えるようなのです。

演歌とも違う、なつメロともちがう、もちろんカフェ・ミュージックともちがうとてもふしぎなその曲調に、私は心奪われて、翌日このCDを注文しました。


日本語の曲が好きです。英語の歌もいいのですが、アン・サリーさんが唄う独特の発音の日本の歌が、とてもいいです。

どこの国のものでもない、心休まるこの歌は、アン・サリーさん独自のものだ、と思います。




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Groovy |Red Garland Trio

GroovyGroovy
Red Garland Trio
Universal Japan
発売日 2008-07-01


1950年代後半にレッド・ガーランドがマイルス・デイヴィスのバンドの一員だった頃、デイヴィスは決まってステージを離れて、トリオの形でガーランドを主役に据えたものだった。ガーランドは完璧なジャズピアニストで、独唱者を促すとき、ブロックコードで荒々しくスウィングするとき、浮き立つような活力と明るいアティキュレーションでシングルノートのメロディをつなぎ合わせるときなど、そのときどきに合わせて理想的な和音の範囲を探し当てることができるのだ。実に繊細な演奏だが、装飾過多に陥ることは決してない。トリオを組むレギュラーメンバーは、デイヴィス・クインテットからの才能あふれるパートナーでベース奏者のポール・チェンバースとドラマーのアート・テイラーだ。テイラーのリズムの取り方は確かで、その強弱の絶妙なバランスでバド・パウエルのドラムに選ばれてもいる。ガーランドはその洗練されたハーモニーを直接交流しあう要素と一致させている。即ちその旋律の美しさやリズミカルな躍動、テキサスや南西部のブルースの伝統にしっかりと根ざしたルーツなどだ。これらの要素はエリントンのミニマリストの傑作C-Jam Bluesの中くらいのテンポのスウィングから、Willow Weep for Meに活力を与えている深みがあって憂鬱なブルースに至るまでどこを見ても明白だ。50年代後期のガーランドのプレステージ・レーベルでのレコーディングは、モダンジャズにおけるピアノトリオの模範となっており、『Groovy』はその中でも最高の作品だ。 --Stuart Broomer

ブルースとカクテルの似合うピアニストの代表作 2007-01-21
マイルス・デイビスという人は時代の中で最適なピアニストを抜擢する才能に長けていた。レッド・ガーランドというバド・パウエル系のピアニストの中でもとりわけ優れているというわけではない新進をスカウトし、グループのサウンドを決定付ける個性とサウンドを定着させたのだから。その後、ビル・エバンス、ウイントン・ケリー、ハービー・ハンコック、チック・コリア、ジョー・ザビヌル、キース・ジャレットというふうにそれぞれが時代のピアノスタイルを打ち出し、巨匠として活躍した。現在レッド・ガーランドのピアノを聞くと、50年代ではホレス・シルバー、トミー・フラナガン、ソニー・クラークなどと比較するとやや劣る甘く、癖のあるカクテル・ピアニストといった印象がぬぐえない。なぜマイルスは彼を雇ったのだろうかと思ってしまうほどである。しかし当時のマイルスクインテットにはガーランドが必要だったのである。バラードとブルース、ミュートプレイなど50年代後半のマイルスのコンセプトには不可欠な存在だったのだ。そしてザ・リズムセクションと呼ばれるほどの完成度とオリジナリティがそこに醸成され、数々の傑作をものにしていった。しかしながら、マイルスのコンセプションはヤドカリが殻を脱ぎかえるように、リズムセクションを刷新し、新たなリズム陣を形成していった。すなわちその後のガーランドとはマイルスの50年代後半の残滓であり、生き証人だったのではないか。吉祥寺のジャズクラブ、サムタイムスの壁に再現されていたこのアルバムのジャケット・デザインは、ガーランドのグルーヴィでジャジーな一面をとてもよく表した秀逸なデザインである。ブルースとカクテルの似合うピアニスト、レッド・ガーランドこそ50年代後半の精神を現在に伝える文化財なのである。





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ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン |ヘレン・メリル

ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウンヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン
ヘレン・メリル
ユニバーサル ミュージック クラシック
発売日 2007-11-21


???「ニューヨークのため息」というキャッチフレーズを思いついたのは誰なのか知らないが、たしかにヘレン・メリルはニューヨークの出身であるし、ハスキーヴォイスの哀感漂う歌声、インテリジェンスを感じさせる都会的な歌声は、ウディ・アレンの映画にもぴったりとマッチする。
???ヘレンの最高傑作といえば、1954年に録音した本作できまりだろう。極め付きのはコール・ポーターの名曲だし、ほかにガーシュウィンやロジャース&ハートらのメジャースタンダードを取りあげていて、選曲がいい。それらの曲を控えめに料理したクインシー・ジョーンズのアレンジも冴えている。そして、クリフォード・ブラウンの素晴らしいトランペットソロが聴けるのも本作の魅力だ。当時25歳だったヘレンのみずみずしい歌声と輝かしいブラウンのソロ。その絶妙なコンビネーションがなんともいえずいい。2曲目が突出したかたちで有名になってしまったけど、ほかの曲もすべてチャーミングだ。(市川正二)

ジャズバラッドを歌わせると世界一 2008-06-01
日本ではサラ・ヴォーンやビリー・ホリデー程は知名度は無いだろう。

だがしかしスロージャズ・ジャズバラッドを歌わせると彼女に敵うシンガーはいないかもしれない。

Don't Explainなんて彼女のクリアヴォイスがとてつもない悲哀を誘い、ついつい歌詞までも読み入って、男の俺でも涙してしまいそうになる。

静かな哀愁誘うジャズヴォーカルを聞きたければ彼女だろう。


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ノラ・ジョーンズ |ノラ・ジョーンズ

ノラ・ジョーンズノラ・ジョーンズ
ノラ・ジョーンズ
EMIミュージック・ジャパン
発売日 2008-06-11




21世紀の女性シンガーの名盤を廉価、ボーナス・トラックつき入手できる喜び 2008-09-08
21世紀にデビューした、私が思うにリッキー・リー・ジョーンズやジョニ・ミッチェルの系譜を継ぐ、ジャジーな女性シンガー(&ソングライター(本作収録曲のうち3曲が単独作、1曲が共作))であるノラ・ジョーンズ。本作は、その彼女のいきなり大好評を博したデビュー作で、もう名盤と呼んでよい傑作。既に他のエディションについて多くの方がレビューを書いているので、私が付け加えることはほとんどありませんが、少しコメントすると、若干のけだるさと心地よさとともに、自身が演じた映画「マイ・ブルーベリー・ナイツ」の主人公のようにナチュラル、しなやかで芯の強い個性を感じさせる声が、全くでしゃばることなく寄り添うバックのサウンド(ピアノは彼女自身が担当)と絶妙に溶け合って作り出される音世界に文句なしに心奪われます。捨て曲はありません。それがこの廉価で、音質の問題もなく入手できるのは大歓迎です。


本作を紹介するこのページの曲目リストには14曲がリスト・アップされていますが、15曲目としてボーナス・トラック「ホワット・アム・アイ・トゥ・ユー」(2作目のものとヴァージョンが異なる)が収録されているので、この点からもお得な1枚です。


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ぐっすり眠れるジャズ |オムニバス

ぐっすり眠れるジャズぐっすり眠れるジャズ
オムニバス
Warner Music Japan =music=
発売日 2008-06-11




はまってしまった 2008-09-21
 僕は今までジャズなどろくに聴いたことがありませんでしたが、はまってしまいました。

 静かに流れていくような感じがたまらなくいいです。「ぐっすり眠れる」というのは誇張ではありません。寝る前に15分聴くと、リラックスして気持ちよく眠れます。

 どの曲もよいですが、僕は特に「ソー・メニー・スターズ」「酒とバラの日々 ディズ・オブ・ワイン・アンド・ローゼズ」「ミラー・オブ・ザ・ハート」が好きです。


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Waltz for Debby |Bill Evans

Waltz for DebbyWaltz for Debby
Bill Evans
Original Jazz Classics
発売日 1990-10-17


???スコット・ラファロ(B)とポール・モチアン(Dr)を擁するビル・エヴァンス・トリオは、ライヴ活動を通じて互いの音楽的信頼感を高めてきた。結成後1年半たった61年6月25日、ニューヨークの名門ジャズクラブ「ヴィレッジ・ヴァンガード」に出演し、歴史的ライヴ録音を行った。
???スタジオ録音にはないスリリングな名演となったが、この10日後スコット・ラファロが他界。本トリオの正式なライヴ録音は、ラファロ追悼盤の『サンディ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』と本盤のみ。それでも本盤が、すべてのジャズアルバムのなかで、ソニー・ロリンズの『サキソフォン・コロッサス』と並んで最高の人気盤であるのは、内容がすばらしいからである。
???オープニングのバラードは果てしなく美しい。タイトル曲は、エヴァンスの兄娘デビイのために書かれたワルツだ。生涯を通じて何度も演奏される曲だが、ここでの演奏が最高。(高木宏真)

結局、これか! 2008-07-16
 このCDは、日本で最も売れているジャズのCDらしい。ジャケットもいいが演奏もいい。雑音のようで雑音でない今となってはBGMの一部と化している饒舌なオーディエンスもいい。


 薄幸のベーシスト、スコット・ラファロが入っているエバンス・トリオのCDあるいはLPはこれを含めて4枚しかない。そのうちの一枚というのが”Village Vanguard”でのこのLiveともう一枚の”Sunday At V.V.”一枚というのは余りにも有名で、とやかくいまさら言うこともないが、何しろ40年以上も前のことなのだ。それが、いまだによく聴かれるし、よく売れている。ちょうど同時期のビートルズと同じように・・・・。それが、嬉しい。


 だから、私も今頃になって、思い出したようにこのCDをお薦めする。

 これ1枚でジャズが好きになった人を大勢知っている、それでいいのだ。


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